空想冒険小説処「仮の宿」>>創作小説部門>>平行時空冒険譚『確率都市』
歴史に「もし」はない。
たしかに「世界」が岩のように確固とした存在なら、そう言いきる事もできただろう。
しかしこの世界は確率で成り立っていて、ほんのわずかの確率の揺らぎの中に、それぞれの歴史は存在している。
確実ではない世界。それを発見した者達は、ある者は世界の不安定さに脅え、ある者は新たな可能性に気がつき、他の世界へと飛び出した。
しかし、その可能性は良い事にばかりつながっていたわけではない。
略奪と侵略、生物種の絶滅と言った大きな物から密輸にいたるまで、犯罪もまた確率の中へと拡散していったのだ。
これは確率の海を駆ける時空監視局エージェントの、活動の物語である。
序章:夢【1】【2】
第一章:【1】【2】【3】
第二章:【1】【2】【3】【4】
第三章:【1】【2】【3】【4】
【5】【6】【7】
第四章:【1】【2】【3】【4】
【5】
終章
年に一度、日本の恋人達が浮かれる告白の日。しかし横田榮にとって、その日は苦い思い出の日だった……
バレンタイン・スペシャル版。
※作者注:良い子な生身の皆さんは、横田君の真似をしてはいけません。
亡き父のアルバムに残る写真、そこに写る相棒だった人物とは……?
東京編(1)後日談。
強制捜査官のみに許される破壊作戦に参加して、生きて帰れる保証は無い。
高度二万メートルからの突入作戦、その前夜の光景を綴る。
最高の観測官死亡率を叩き出している、強制捜査への同行ミッション。『いかなる時も』観測官であり続ける現場と、その帰りを待つ家族の思いは。
ゼロ・アワーのその後、別視点から。
東京支局の面々を描く短編。
ちょっぴりシリアスな話から、ほとんどギャグの日常まで。
新年早々に起こったトラブルと、お気楽娘の対応策とは……?
至極平和な東京支局で、不幸の籤引く若者一人。
頑張れアレックス・2009年新春スペシャル版。
※キセキのコラボを頂いて思いついた短編。本物の番外編というべきか。
『基準線』ペルシルも平和な場所ではありません。
監視局とそれを取り巻く人々の日常と、ちょっとした事件な日々を描く短編。
いわばお遊びです。
他サイトさんの企画に乗って書いていただいた作品、本編に関係ない作品など。
考えてみたらこのシリーズ、基本がパラレルワールドものなのでどうとでも料理できるんだよなあ……
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